
「Obsession with detail」には、本当の理由がある 小さな黒いボルト
写真や動画は確かに魅力的ですが、それだけではそのすべてを伝えきるのが難しいこともあります。なぜなら、これは単に見た目がかっこいいだけのパーツではないからです。
この小さなボルトは高価です。では、なぜでしょうか。
このボルトはチタン製で、ADROのPorsche GT3キット用リアスポイラーを固定するために開発されました。素材の特性により、軽量で錆びにくいのが特徴です。
さらに、このスポイラーに正確に適合するよう、専用設計されています。
素材の特性上、スチール製ボルトと比べて引張強度およびせん断強度に優れている一方で、重量は約半分に抑えられています。ただし、システム全体で見れば、その重量差はごくわずかなものです。

ブラケットの内側からボルトを見ることができます。
では、なぜここまで細部にこだわるのでしょうか。
答えはシンプルです。目に見えるボルトの素材や重量にまで注意を払うことは、目には見えない部分に注ぎ込まれた努力を無駄にせず、可能な限り最良の結果を実現するために重要だからです。
GT3の空力性能は、徹底的に研究・検証されてきました。
最適な組み合わせを見つけるために、テストの過程ではさまざまなパーツ構成が使用されました。具体的には、6種類のスプリッターデザイン、5種類のデュアルウイング(デュアルウイング1、2、3、および寸法の異なるバージョン3のマイナーバリエーション2種)、5種類のフラップ、異なる高さを持つ2種類のアップライト、そして6段階のウイング角度です。
これらのパーツだけでも、組み合わせの総数は単純計算で1,800通りにのぼります。さらに、そこからさまざまなライドハイトやヨー条件も加味して検証を行っています。

はい。極めて機密性の高い内容です。
これで、なぜこの小さなボルトがそれほど重要なのかがお分かりいただけると思います。
これはキット全体の中ではほんの小さな部品にすぎませんが、バランスを維持しながら、GT3の高ダウンフォース仕様を30%上回るダウンフォースを生み出す大型リアスポイラーを支えているのです。
私たちは、お客様に製品を安心して楽しんでいただけるよう、それが可能な限り最高のものになるよう細部まで徹底してこだわっています。

